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急に真冬になり、たらちり鍋が美味しい、たらふく食べたい


今週は東京や横浜で初雪が観測され、朝晩はめっきり冷え込むようになりました。その「雪」と「魚」を並べて書きますと「鱈」(タラ)になります。

字の如く、雪の降る季節に産卵期を迎え、味が良くなります。すり身の原料にするスケソウダラなどもありますが、単に「タラ」と言う場合は「マダラ」(真鱈)を指すことが多いです。

タラは食欲が旺盛で、貝や小魚、イカなどを手当たり次第に食べます。実際に食べ過ぎが原因で胃潰瘍にかかる魚もいるといいます。この大食いの性質から『鱈腹』(たらふく)という当て字が生まれたそうです。

身は脂が少なく柔らかな白身で、たらちりなど鍋物にして食べるのが一般的です。世界でもタラはポピュラーな魚で、揚げたタラにフライドポテトを添えた英国の「フィッシュ&チップス」は有名です。

ちなみに、「スケソウダラ」は水分が多く、鮮度が落ちやすいため、カマボコやチクワなど加工品の原料になることが多いです。雌(メス)の卵巣を塩漬けした「たらこ」や唐辛子で漬けた「からし明太子」の原料も「スケソウダラ」です。


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