春の陽気は「ネコ日和」ひなたぼっこしてからゴロゴロ寝て、イタズラでもしよか。春の“憂鬱”を吹き飛ばす食材、“疲れ”“眠気”“だるさ”を一気に解消 スッキリ爽快フード&ドリンク
今日は気温もグングン上がり、「気持ちいい天気ですね〜」と言葉を交わす日が続いていますね〜外を見ていても、出歩く人が増えてきてそんなところでも春を感じる。庭側を見ると冬の間は見かけなかった猫たちも日向ぼっこ中なところ。ぽかぽかした春の陽気に、気分が緩みがちになってしまう方もいるかもしれません。
春を迎えて「さあ、今年もやるぞ!」と心機一転する人もいれば、鬱々として疲れやストレスを感じ、「どんより」としてしまう人もいます。こうした春特有のだるさや憂鬱さから脱出するにはどうすれば良いでしょうか。「春眠暁を覚えず」というにもかかわらず、憂鬱さを感じる人の多くが「よく眠れない」と言います。ストレスや不安がある→眠れなくなる→でも時間通りに起きなければいけない……といったスパイラルから睡眠不足に陥り、ぼんやりしてミスをしてしまい、その失敗が気になり、ますます眠れなくなる。こうしたループでいつしか心が折れてしまうのです。一番の解決法はストレスの原因を取り去ることですが、実はこの不眠、意外にも栄養不足が引き起こしている場合もあるのです。
「アミノ酸を補給する」栄養学的には、アミノ酸が不足すると気分がすぐれなくなり、不眠につながりやすくなります。特に動物性のたんぱく質には、人間の身体では合成できない必須アミノ酸がバランスよく含まれています。ラーメン、ピザ、焼きそばといった炭水化物が中心の食事では、たんぱく質が不足しやすくなります。たんぱく質はアミノ酸からできているため、日ごろから肉や魚、ご飯、汁物、野菜を一緒に食べる定食型の食事を習慣づけたいところです。また、睡眠導入物質メラトニンを調節する物質がセロトニンですが、この原料がアミノ酸の一つであるトリプトファンです。神経機能の補助の役割をするアミノ酸で、カツオやマグロ、牛肉や鶏肉などに多く含まれていますので、食事に取り入れていくと良いでしょう。
「ビタミンB1、B2を取る」
憂鬱といった心の症状は、脳の調子が乱れていることから発生します。それを防ぐには、脳の栄養となるブドウ糖をきちんと取ることが大切ですが、そのために必要となるのがビタミンB1、B2です。これらはブドウ糖などの糖質を脳のエネルギーに変える役割があります。日頃から偏った食事をしていると栄養のバランスが取れず、特にビタミンB1やB2が不足しがちです。極端に不足すると、運動障害などを引き起こすこともあるので要注意。玄米や麦芽を混ぜたご飯や、大豆を原料とした豆腐や豆乳などを取って、脳に十分な栄養を与えましょう。
「ビタミンCを欠かさずに」
抗酸化作用の強いビタミンCは、ストレスへの抵抗力を高めてくれる効果があります。そしてストレスがかかればかかるほど、ビタミンCは消費されているのです。ビタミンCは、ジャガイモやサツマイモ、ピーマン、キャベツなどの野菜や、イチゴ、キウイ、オレンジなどのフルーツに多く含まれています。春野菜はビタミンCの宝庫。特にグリンピースはオススメです。昆布1枚と大さじ1杯のお酒、塩を小さじ1/2程度入れて炊いたご飯に、茹でておいたグリンピースを混ぜれば、簡単にグリンピースご飯ができあがります。
アミノ酸とビタミンB1、B2、ビタミンC。これらをバランスよく取って、春の鬱々とした気分を吹き飛ばし、スカッと明るく張り切っていきましょう。
また、新年度がスタートした大切なとき。ここは上手に気分転換し、気を引き締めて臨みたいものです。疲れや眠気、だるさなどでボーッとしているとき、スッキリ気分爽快になる方法があります。表れる効果は二つ。一つは脳を直接刺激し、一気に気分転換させるタイプ。もう一つは、じわじわと効果が表れ、気持ちを落ち着かせてくれるタイプです。まずは前者の直撃タイプ。
「抹茶ミルク」
抹茶とミルクの組み合わせは、ほっとリラックスするイメージがあるかもしれません。しかし、抹茶にはコーヒーの3倍ほどのカフェインが含まれていて、脳を活性化させるにはうってつけの飲み物なのです。抹茶にはビタミンC、ミルクにはタンパク質が含まれているので、栄養のバランスもばっちり。温めたミルクに抹茶をひとさじ。飲みづらければ多少の甘みを加えてもいいでしょう。寝起きのぼんやりしているとき、仕事で疲れた午後の休憩などに抹茶ミルクを飲めば、眠気も疲れもすっきり吹き飛んでしまうはずです。
「梅干しやミント」
酸っぱいものやスーッとする食べ物も直接、脳に働きかけます。強い刺激で脳が驚いてそちらのほうに意識が向いてしまうので、気分転換や頭の切り替えに効果があります。ただし、ミントは口の中をすっきりさせてくれるので人気ですが、常習性もあります。ミントの刺激がやみつきになり、手放せなくなってしまうことがあるので、ほどほどに。
「炭酸水」
炭酸水に含まれる二酸化炭素には血管を拡張する作用があり、血液の通りを良くして血圧を下げてくれます。体内の酸素の供給を増やして疲れを和らげたり、気持ちを落ち着けたりする効果があります。柑橘系の香りレモンやオレンジ、グレープフルーツなどの皮から出る柑橘系特有の香りは揮発系の香料で、抗酸化作用とともにリラックス効果があります。香りのタイプは異なりますが、わさびやハーブ類にも気分を転換させる作用があります。ハーブティーなどを休憩時間にゆっくりと楽しむのも良いでしょう。
今日はネコ日和の週末ということで、深く考えない「体に良い栄養素」なんぞのハナシでした。昨夕のニュースでは「今年のアジは旬が早い」とアジ叩きの美味そうな食事を紹介していた。要は、旬の美味い物モノ食って、ネコでも撫でて、よく眠ればGood!という、当たり前のハナシ。熊本地震被災地では大変な折に、敢えてノホホン話題で癒えてもらえたらと。