あちこちで「梅」が...「梅」は極寒に花開くことから、厳しい状況の中でも笑顔を絶やさない人だそうです
東京・大手町の気象庁構内にある梅の標本木にて、5、6輪ほどの花が咲いているのが観測されたのは今月10日のことで、平年よりも2週間以上早い開花でした。
12月から1月中旬にかけて暖かい日が多かったせいで、今年は全国的に梅の開花が早いようです。
ところで、梅と言えば、三つの等級を表す際に「松竹梅」という言葉がよく使われます。中国では、寒気に耐えて緑を保つ松と竹、そして寒さの中、百花に先がけて花を咲かせる梅を称して「歳寒三友」(さいかんさんゆう)と言い、これが「松竹梅」の由来になっています。
ちなみに「三友」は、友としてふさわしい特質を表していると言います。
「松」は厳冬にも落葉せずに緑を保ち、断崖絶壁にもよく根を張ることから、変わらぬ真心を持ち忍耐強い人。
「竹」は節を持った人(信念を貫く人)。まっすぐで正直な人。
「梅」は極寒に花開くことから、厳しい状況の中でも笑顔を絶やさない人だそうです。
ちなみに「歳寒三友」の反対語は「損者三友」
友となって損をする三種の人,すなわち便辟(べんぺき)(体裁だけ)・善柔(へつらう)・便佞(べんねい)(口先だけ)である人。
したがって上の正解は①②④