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胃もたれ・胸焼けが残る朝は1杯の味噌汁から、ストレスが原因なら中脘(ちゅうかん)のツボを

  • miyoshinoie
  • 2016年2月1日
  • 読了時間: 4分

本日から「如月」(きさらぎ)、名実ともに2月相場入りとなります。「如月」は別名で「衣更着」とも言い、まだ寒さが残り、衣を更に着る月という由来があるそうです。そして、明後日は「節分」です。「節分」とは元来、「季節を分ける」ことから節分といいますが、現在では節分といえば立春の前日だけを指すようになっています。しかし、季節の始まりを示す「立春」、「立夏」、「立秋」、「立冬」の前日はいずれも「節分」です。

「節分」の夜にその年の恵方(吉神がいる方位)を向いて「恵方巻」を無言で丸かぶりすると幸せが訪れるといいます。今年の恵方は『南南東』ですが、巻寿司は「福を巻き込む」とされ、「縁を切らない」ために包丁を入れず、まるごと食べるのが良いとされています。

正月の「食っちゃ寝」や新年会やらで暴飲暴食の後遺症で、心配になるのは、体重の増加だけではない。翌日の朝に胃もたれや胸焼けで悩まされることも多いのではないだろうか。

胃もたれと胸焼けはどちらも、食べ過ぎやアルコールの取り過ぎによって、胃で食べ物を消化するための胃酸が過剰に分泌されて、胃が炎症を起こす。ただ症状は異なり、胃もたれの場合は、消化できていない食べ物が胃の中に残り、「胃が重く感じる」「お腹が張っているように感じる」といった不快感をもたらす。特に脂っこい食べ物は消化に時間がかかるため、胃に大きな負担がかかりやすい。

一方で胸焼けは、「胸の真ん中あたりがチリチリと焼けつくように感じる」「胸が締めつけられるように痛む」といった食道周辺の不快な症状になる。こちらは、胃酸の過剰分泌に加えて、猫背の姿勢だったり、腹圧を入れ過ぎたりしたことによって、食道と胃のつなぎ目にある「下部食道括約筋」が開き、胃液や胃の内容物が食道に逆流してしまうことで起こる。肥満の人も下部食道括約筋が開きやすいという。

早く不快な症状から逃れたいはず、専門の医者による食事面の対処法の説明では、「胃もたれや胸焼けの症状を感じる時は、安静にして、胃の負担になる食事はお腹がすくまで控えることが一番です。お酒を飲んだ翌日は脱水症状になっているケースが多く、意識して水分を取ることが大切です。お勧めなのは、適度な塩分(ナトリウム)を含む具のない味噌汁や体液に近い塩分を含むスポーツ飲料です。そして、お腹がすいてきたら消化の良いものから徐々に食べ始めることですね。水分の摂取は、食道の詰まりを洗い流してくれるので胸焼けの解消にも有効です」。

水分と一緒に塩分の補給を勧めるのは、胃で消化したブドウ糖やアミノ酸を吸収するには、ナトリウムの助けが必要だからだ。胃腸における消化吸収を少しでも早く終えるためには、このタイミングで適度な塩分を補給するのが理想的だ。

胃もたれの際に消化が良いとされる果物や野菜を食べる人も少なくないが、「柑橘類やトマトは、胃酸の分泌を促して胃の炎症を悪化させる恐れがあるため、このタイミングではあまりお勧めできません」(鈴木教授)という。また、消化を促すために軽い運動を行おうとする人もいるが、胃もたれや胸焼けの時は安静にして、運動する筋肉を動かさないようにするほうがよい。胃などの内臓にできるだけ多くの血液を送って働かせなければならない時であるため、筋肉に血液を送らないといけない行為は避けるという考え方だ。

また仕事や家庭からの。精神的ストレスから胃痛、便秘、下痢を起こしやすい人に多いのですが、ストレス解消のためにやけ食いをしたり、甘い物や脂肪分の多い物を好む傾向があります。しかし原因は、気というエネルギーが不足または滞っている状態にあるのです。これは胃に入った食物が十分に消化吸収されず、からだが欲している「陽気」がしっかり作られていないからです。ストレスに対応するために、さらに陽気が必要となるので、陽気を求めて食べ物に手が伸びることになります。そのような時は、みぞおちとへそを結んだ線の中間点にある「中脘(ちゅうかん)」というツボを押してみましょう。食べ物に走る前にまず胃の調子を整えることです。軽く3秒程度、満腹時を避けて1日3回程度、特に不眠症の方は就寝前に5秒程度ゆっくり押すとよい、とのことです。


 
 
 

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