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今日は雛祭り、実は間違い!「女の子のための行事ではない」「お内裏様とおひな様」「赤い顔なのは左大臣」そして「「うれしい」と言いつつかなり暗い・・・その背景にはワケ有り

  • 2016年3月3日
  • 読了時間: 5分

鴻巣は江戸時代から人形制作が盛んで約380年の歴史を持つ関東3大ひな市(鴻巣・越谷・日本橋)としても栄え、伝統的な「ひな人形のまち」として定着している。 2月から3月にかけ、ひな祭りを開催。日本一高いピラミッドひな壇をはじめ、1万体に及ぶ人形が市内各所で鑑賞できる。江戸時代から関東三大雛市の一つに数えられていた鴻巣。最近はお雛様を飾らないご家庭が多いと聞きますが、使われなくなった雛人形を集めた町ぐるみの雛祭りがこの時季の風物詩となっている。「びっくりひな祭り」は市民ボランティアによる実行委員会が中心となり、市や観光協会などの協力を得て、一般の家庭から使われなくなったひな人形を提供してもらい行われている。高さ7メートルのひな壇に感動 祭りの呼びものは日本一のピラミッド型ひな壇。例年31段、7メートルの高さに達し、1800体以上の人形が飾られる。

「ひな祭り」女の子の健やかな成長を願い、美しいひな人形を飾ってお祝いする、日本の春の伝統行事です。ひな祭りの起源は中国までさかのぼれるとされています。昔、漢の時代の徐肇(じょちょう)という男おり、3人の女児をもうけたにも関わらず、3人とも3日以内に死んでしまいました。その嘆き悲しむ様子を見た同じ村の人たちが酒を持ち、3人の女児の亡骸を清めて水葬したことに由来しているとされています。それが平安時代になると、「上巳の祓い」といって、3月3日に陰陽師を呼びお祓いをさせ、自分の身に降りかかる災難を自分の生年月日を書いた紙の人形(ひとがた)に移らせて川に流しました。この厄払い様子は今でも下鴨神社で行われる「流しびな」の行事に再現されています。 この紙のひな人形が発展し、現在の豪華なひな人形になったとされています。また、ひな壇を設けるようになったのは、江戸中期からだそうで、それまでは畳に直にじゅうたんを敷き、人形や調度を飾っていたとか。そう、実はこのひな祭り、もともとは女の子のためのお祭りではなく、邪気が入りやすい季節に「穢れ」を祓うための儀式だったそうです。

ひな祭りの歌といえば誰もが歌える「うれしいひな祭り(作詞:サトウハチロー・作曲:河村光陽)」。かわいらしい子どもが楽しく遊ぶ様子を歌っている割には、暗く淋しげなメロディ、この歌の背景にはおもしろいエピソードが有ります。

■母と離れ淋しそうな我が子たちへの思いを歌に

この歌が作られたのは1935年頃のことです。当時サトウハチロー氏は子どもを引き取って離婚したばかりでした。淋しい思いをさせた子どもたちにひな人形セットを買い、しばし楽しい時を過ごしたその様子を歌にしたと言われています。

■嫁ぐ直前に夭折した実姉への思いも込めて

歌詞の中にある「姉さま」は、サトウハチロー氏の実姉です。幼少の頃のケガが原因で、外で活発に遊べなかったサトウ氏にとって、姉は良き友人でありピアノの師でもありました。しかし姉は嫁ぎ先が決まった直後、結核によってわずか18歳で亡くなってしまいました。サトウ氏はせめて歌の中で姉を嫁がせてあげようという鎮魂の思いを込めて、この歌を作ったといわれています。

■実は間違い!「お内裏様とおひな様」

男ひなは「お内裏様」、女ひなは「おひな様」と、多くの日本人が認識していると思いますが、それはこの「うれしいひな祭り」2番の歌詞によるところが大きいのではないでしょうか。しかし本当は、「お内裏様」とは男女一組のおひな様のこと、そして「おひな様」とは全ての人形のことを指すのです。サトウ氏の作詞意図が段飾り人形すべてを指しているとすれば、誤用ではないとも言えます。しかし、後に続く「二人並んで」という歌詞によって、やはり男ひな、女ひなを指した誤用だったという見方が強いようです。

■これも違う!赤い顔なのは左大臣だった

これは明らかな間違いです。「赤いお顔」なのは右大臣ではありません。左大臣です。よく見ると向かって右側「左大臣」は少し赤ら顔の老人、向かって左側「右大臣」は白く凜々しい顔つきの若者です。

この二人は随身と呼ばれる護衛の者で、高位、年長の者が左側(向かって右側)に座すという決まり事に従って並んでいます。観る者から見て右側が左大臣とは、なんとややこしいことでしょう。

■歌い継がれる名曲も作詞家本人には嫌われたまま

サトウ氏の歌詞に河村氏が日本独自の陰施法を用いたメロディーをつけ、日本情緒あふれる曲が出来上がりました。大らかな時代だったのか、誤用については指摘が無く、そのまま発表されました。後に児童教育者等から誤用訂正を求める動きもあったということですが、歌の普及には追いつけなかったようです。 「うれしいひな祭り」は現代でも日本中で歌い継がれる名曲となりました。2007年には文化庁が選定した「日本の歌百選」にも選ばれています。この曲を愛し、自身のライブやレコーディングに採用している歌手もいます。しかし、サトウハチロー氏は歌詞の背景にある悲しい記憶と後に気づいた歌詞の誤用から、晩年までこの歌を嫌っていたと言われています。

また、ひな祭りを華やかに彩ってくれる甘酒や菱餅などの行事食。でも、そこに込められている意味にオドロキ!3月は磯遊びの季節なので、ひな祭りには海の幸を供えました。

なかでも貝類は一番旬の時期で、特にはまぐりは2枚の貝がぴったりと合い、他の貝殻とは絶対に合わないことから、女の子の「貞操」を象徴。つまりだ、阿古屋貝は、女性の性器を表現したもので 「子宝に恵まれるように」という願いが込められているとか。

また、何事にも相性の良い結婚相手と結ばれて、仲睦まじく過ごせる「夫婦和合」の願いも込められています。盛りつけるときに、開いた貝の両側にそれぞれ身をのせ(1つの貝に2つ分の身がのる)、将来の幸せを祈っていただきましょう。


 
 
 

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