「37年前の今日「ズームイン!!朝」放送開始」「10台/月は新車売らないかん」「内申点30は取れ」「毎朝神棚に二礼二拍手一礼」など、数字のこだわりはダメ?!
- miyoshinoie
- 2016年3月5日
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3月3日、「雛祭り」でしたが、カレンダーを見ますと「耳の日」ともなっていますが、虫歯予防デーが6月4日、鼻の日が8月7日等々、日本人が数字を気にする習性は非常に強く、洞爺丸遭難が9月26日で伊勢湾台風も同じ9月26日だったりと重なりますと皆が9月26日を気にするようになったりします。また、奇数を好む人、偶数を好む人もそれぞれで、切符を買えば印刷された通し番号の数を見て、一喜一憂するサラリーマンも少なくありません。二で割り切れると吉で、三で割り切れる数は凶、と縁起をかつぐ人もいます。六の字嫌いの極端な人は九まで嫌います。おかしいようですが、「9」は「6」のさかさまだからやっぱりイヤというわけです。電話番号や車のナンバーで嫌がられるのをちょっとまとめてみますと、49─死苦、63─無産、79─泣く、86─病む、89─厄、0079─まるまる泣く(まるまるなくす)、1564─人殺し、1818─いやいや、3742─皆死に、4286─死に病む、4979─よく泣く、4989─四苦八苦・・・ときりがありません。
ラッキー7ではありますが、一方で「七難九厄」ともいい、七、九のつく年を厄年にする地方もあるそうです。余りこだわりますと、それこそ四九八九することになりかねません。
しかし笑い飛ばしてばっかはいられません。先日、知的障害児についてネットで調べていたら発達障害のなかで「数字に異常なこだわりや関心を持ち出したら要注意!「強迫症状」と呼ばれ、その内の「強迫観念」という病気を知りました。不適切な考えが繰り返し頭に思い浮かび、ふり払おうとしても頭にこびりついてしまって、なかなか消し去ることができず、強い苦痛や不安をもたらします。回数や個数を、さまざまな場面で数えるという強迫行為を行う人もいます。また、4や9など、特定の数字を不吉だと感じ、どのような場面でもその数字を回避しようとします。数字に限らず、以前事故があった場所などに対し、過剰に縁起を意識するあまり、その道を通ることができなくなるなど日常生活に支障をきたすこともあります。
強迫性障害の患者さんのなかには、強迫行為を行う回数を厳密に決めている人がいます。強迫性障害の人ではなくても、お風呂で体を洗う手順など、おおよそ決まっていることはよくあります。しかし、強迫性障害では、腕を洗うにしても、手の甲を10回、ひじから下を10回、ひじから上を10回など、部分ごとに洗い方の順番やルールが細かく決められていて、回数も過剰であることが多くみられます。そして、そのルールを少しでも間違えてしまうと、不安になり、始めからやり直さなくてはいられない衝動にかられます。 強迫行為は、洗うことに限らず、戸締りの確認など、日常生活のさまざまな場面であり、これらは何回繰り返しても、どこかにミスが残っていそうで、どこで終わらせたらよいのか、お終りがわからなくなってしまうこと。 また、縁起のよい数字・悪い数字にとらわれる人もいます。よく、「4」は「死」を連想させる不吉な数字と考えられ、病院などでは4号室を作らないことがあります。しかし、強迫症状として「縁起の悪い数字」にとらわれた場合には、手を洗う回数や冷蔵庫の開け閉めの回数、料理で大根を切るときの数など、日常生活のあらゆる場面で、「4」になりそうになったら、回避するために1回増やすなど、過剰に調整するようになります。 また、数字や回数へのこだわりだけではなく、数える行為が過剰となる人もいます。こちらは日常生活で、目にしたものの数を数えたがります。例えば、道を歩きながら目に入る自動販売機をえんえんと数えてしまったり、階段を上がるときには、段数を数えてしまったりと、行為そのものに意味がないと頭では理解しているのに、数えることを止められなくて苦しんでいる人もいます。
イギリスを代表するサッカー選手であるデビッド・ベッカムは自らが強迫性障害であることを告白しています。すべてのものが、完璧に、まっすぐに並んでいたり、ペアに揃っていなくてはならないという強迫症状にとらわれていたそうです。 例えば、冷蔵庫のなかにある飲み物は、水が2本、コーラが2本というように、完璧にペアとして揃っていないといけないので、もし3本あったら、1本を除くそうです。告白によると、強迫行為や強迫観念は次の通りです。 全てがパーフェクトじゃないと気が済まない完璧主義ペア、偶数、直線でないと気持ち悪いと感じる冷蔵庫に入っている飲み物の本数が奇数だと1本どこかにやるホテルでも雑誌やリーフレットが全て引き出しの中に入ってないとくつろげない ベッカムは強迫性障害を告白する以前から潔癖症で知られていました。プレーする上での問題はないが、日常生活では不安になることもあると、本人が不安をもらしています。
このように、強迫性障害には成功者や偉人であることが少なくありません。ある種のストイックなまでのこだわりが、その人物をそこまで大きくさせたとも考えられます。スポーツ選手や職人、技術者のなかには、元々、普通の人とは段違いに完璧さを求める気質をもち、それを生かして一流の技術を発揮できるようになる人がいます。強迫性障害に疲れた有名な人物といえば、スポーツ選手では、デビッド・ベッカム、イチロー、丸山茂樹…日本の芸能界では、今田耕司、ウド鈴木…このように完璧主義を有意義な活動で発揮できればいいのですが、そうではない日常の些細なことに対してもいちいちとらわれてしまうと、効率的に生活を送ることができなくなり、支障をきたしてしまうことがあるそうです。顰蹙を請う覚悟で言わせてもらえば、いい加減な奴やおおざっぱで雑な奴ヨリワシは完璧主義の人の方が好きだし、自分がそうなりたいと思うの。また、個性であり特性であり、横並びで「ここが遅れとる」や「ここが違う」といって、なんでもかんでも精神的疾患名を張るのには反対だ!差別につながる!家庭環境による子供への格差のほうがよっぽど差別じゃ!と、当事者でない無責任な考えなんだろうか?!