歳をとると眠れないワ!寝不足がメタボ、生活習慣病、さらには寿命に影響、世界的経済損失も増大!。ネコのようにぐっすり睡眠術を教えて頂戴!
- miyoshinoie
- 2016年3月6日
- 読了時間: 5分

「三寒四温」、今日は4月並みの気温でユニクロ極暖着ていたら汗が出た。春の気配を感じる今日この頃だが、このまま良い気候など続かず、もう1回くらい「寒の戻り」が来そうです。「寒さ暑さも彼岸まで」の教えを守り、遊びの予定は確約せずに置こう。「春眠暁を覚えず」と云うように、眠り心地の良い春はつい寝過ごしてしまいがちですが、世の中の流れは「早起き」に向かっているようです。NHK放送文化研究所は5年に1度、日本の時間の使い方(生活実態)に関して調査を行っており、最新の2015年調査の結果によりますと、午前5時~7時15分に起きている人が幅広い層で以前より増えています。また、平日は午前8時から仕事をする人が増加、平日夜は男性40代や女性30代など働き盛りの世代で就寝時間が早まり、全体として「朝型」にシフトしつつあるようです。国民の平均睡眠時間は7時間14分。調査を始めた1960年に比べると、約1時間も減少している。特に40、50代では平日は6時間台だ。尚、平日の平均睡眠時間は2010年の前回調査から1分増加の7時間15分で、これまで一貫して減少傾向にあった睡眠時間が下げ止まっています。春の陽気に誘われて、ついウトウト…。この季節はやけに眠い、とぼやいている人も多いのではないか。それにしても、春はなぜ眠いのだろうか。「日照時間が長くなって日の出が早くなり、冬ならまだ暗くて目覚めないような時刻に目が覚めることもある。 そもそも、睡眠時間は冬より夏の方が短くなる傾向がある。夏は夜が短く、朝早くから明るくなるため、どうしても目覚めが早くなりがちなのだ。日照時間がどんどん長くなる春は、このように睡眠が冬モードから夏モードへと切り替わる移行期間。
年齢とともに、眠りが浅くなったり、目覚めが悪くなったりする人も多いに違いない。徹夜の翌日、頭がぼーっとして仕事にならなかったという経験を持つ人は少なくないだろう。徹夜明けの頭は確かに働かない。オーストラリアの研究では、24時間起きっぱなしでいると、ビール大瓶1本程度を飲んだとき(血中アルコール濃度0.1%に相当)と同じくらいパフォーマンスが低下すると報告されている。日本人の睡眠時間は減ってきている。近年の研究によって判明したことだが、寝不足が続くと太りやすい。睡眠時間が短いほど食欲を促すホルモンの「グレリン」が増え、反対に食欲を抑えるホルモンの「レプチン」は減少する。二重の意味で太りやすくなるわけだ。研究では、睡眠不足が5日間続くだけで、不安や抑うつが強くなることも確かめられている。「睡眠不足のときに不快なストレスを受けると、情動にかかわる脳の偏桃体が熟睡した時よりも活発に働くことが分かった」という。さらに慢性的な睡眠不足は、メタボや高血圧、糖尿病などの生活習慣病や心筋梗塞、脳卒中、免疫力の低下などのリスクを増大させる。これらのことも、いくつもの研究で明らかになっている。
また、寝過ぎでも死亡リスクが上がってしまう。111万人以上を対象にした米国の大規模調査では、死亡リスクは7時間前後眠っている人が最も低く、それより睡眠時間が短くても長くても高くなる結果となった。日本人を対象にした調査でも、同様の傾向が示されている。
トータルの睡眠時間よりも睡眠の質が重要だが、3時間以上の深い眠りを確保するには、もちろん一定時間以上の睡眠をとることも必要です。最低でも6時間は睡眠時間をとらないと、3時間の深い眠りは維持できないという。
では、何時間眠ればいいのか。いくつもの大規模調査などによると、7時間前後の睡眠が最も死亡リスクが低く、寿命が長いと報告されている。ただし、適切な睡眠時間は個人によっても、年齢によっても異なる。同じ6時間睡眠でも、それで十分という人もいれば、全然足りないという人もいるのだ。睡眠の“ゴールデンタイム“を意識して、効率よく眠ることだ。「一般に、午後10時から午前2時までの間は、睡眠を促すメラトニンというホルモンが急激に増えるため、寝つきがスムーズで、深い睡眠が得られやすい。例えば、同じ5時間睡眠でも、午前3時に寝て朝8時に起きるのと、夜の12時に寝て5時に起きるのとでは、睡眠の深さや疲労回復の度合いが違ってきます。短時間眠ってすっきり起きたい人ほど、ゴールデンタイムを多く含む時間帯に眠るようにすると効率的。せめてメラトニンの分泌が盛んな、12時までにはベッドに入るようにするといい」という。そしてイイ眠りを得る秘訣は、日中の過ごし方。「朝、目覚めたら、すぐにカーテンを開けて光を浴びるのが最も効果あり。実は、メラトニンは朝の光によって作られます。光を浴びることで脳ではメラトニン分泌の準備が始まり、14~16時間後に分泌量が多くなるのです。朝はしっかりと太陽光を浴びることが重要。朝の光には体内時計のズレを修正して、睡眠リズムを整える働きもあります。
解せんのは「ネコはなんで、あんなに寝とれるんだ!?」。猫の睡眠時間は長く、おおよそ一日のうちの2/3は睡眠に充てられていると言われとる。成猫でも眠っている時間が長いですが、とりわけ仔猫は長く、諸説ありますが18時間以上眠っているというデータもあります」2/3ということは、一日16時間も眠って過ごしているという計算である。なぜこれほどまでに長い時間眠るのだろうか。獲物を捕らえるために「うとうと」しているだけ「これは猫本来の習性に関連しています。もともと猫は肉食動物で、常に獲物にありつけるわけではない生活をしていました。エネルギー消費を最小限にするため、睡眠時間が長くなったと考えられます。ただし熟睡している時間は少なく、『うとうと』している時間が多くを占めます。少しの物音で、さっと目を覚ます姿をよく目にしますが、これは獲物の存在にすぐに気づけるようにするためです。個体差はありますが、寝起きは人間に比べ遥かに良いと言えます」
獲物がいたら素早く目覚めるというのはまさにハンターそのもの。ぐたっと寝ている猫が急にカッコよく思えてきた。……いや、その寝姿に敏捷性を感じられない。特にウチのネコはゴロゴロと20時間は寝てらっしゃるゾ!ワシがしっかり眠れんのは「獲物を捕らえるために、敵に急襲されないように警戒心を解かない、若きギラギラしてた習性のなごりか!」と納得もできるが、「布団に就いたら朝になっていた」という超ビジネスマン時代の習性も戻したいトコロじゃ。