十歳の祝い(ととせのいわい)!子供のお祝は20歳までに多々あり爺婆ちゃんの出費は火の車!写真スタジオの商戦企みの気がするが・・・
- miyoshinoie
- 2016年3月7日
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七五三が終わり、クリスマス、正月、節分、バレンタイン、お雛祭り、そして今日は『十歳の祝い(ととせのいわい)』だそうです。二十歳の半分になったお祝いなのだそうですが、本来の通過儀礼には人生の節目として、其々の由来があります。◆お宮参り:生後一ヶ月目ごろ(男児31日目、女児33日目)に、無事に出産したことのお礼と子供の健康と幸福を祈って、氏神様への最初のご挨拶として、近くの神社や天神さま、お稲荷さん、観音さまなどへ詣でます。
◆七五三 三歳の祝い:平安時代の「髪置の儀」(かみおきのぎ)に由来します。平安時代の上流階級では生後七日目に髪をそって丸坊主にし、三歳の春から髪を伸ばし始める習わしがありました。その頃の乳幼児は死亡率が高く三歳まで健やかに育つことはとても喜ばしいことで、それを祝ったのが始まりとされています。
◆七五三 五歳の祝い:平安時代に公家階級で行われていた、始めて袴を着ける「着袴の儀」(ちゃっこのぎ)に由来します。
◆七五三 七歳の祝い:鎌倉~室町時代頃からの習わしで「帯解の儀」(おびときのぎ)に由来します。当時の子供のきものには紐をつけて着せていました。そのつけ紐をとって帯を結ぶまでに成長したことを祝う儀式です。
ちなみに、七五三につきものの千歳飴は、江戸時代に浅草の飴売り七兵衛さんが売り出したのが始まりとされているそうですよ
◆十三参り:数え年13歳になる男女が、虚空蔵菩薩をいただくお寺に旧暦の3月13日(新暦の4月13日)にお参りし、厄難を払い知恵を授かるよう祈願する行事です。もともとは京都周辺の女の子の風習でした。現在は全国にも広まり、また男の子は昔の元服の時期にもあたるので、男の子もお参りするようです。別名「知恵詣り・智恵もらい」とも呼ばれています。
◆成人式:大人の仲間入りをする儀式として、平安時代から行われていました。ただし、当時は12~13歳くらいで、男児は「元服」、女児は「裳着(もぎ)」といい、幼児の衣服から貴族の正装(男子は束帯・女子は十二単)に着替えてお披露目しお祝いしました。 それが時代と共に遅くなり、現在は満20歳でお祝いするようになりました。
「十歳の祝い」は「二分の一成人式」を開催する学校や地方自体が増えていますが、その起源は、重い病気に罹っていて、とても20歳は迎えられないのではないかと思われる子供を持ったご両親が、 10歳の時に成人式をやってあげようという、「親心」のこもったものと言われています。節季に応じて様々な催事・行事などを執り行うことなど、 日本ならではの美しい風習や慣習を大切にする心が 見失われがちな昨今。このような時代にこそ、あえて正装をして、その姿を写真に収める。家族でお祝いをする。関連行事に参加する。 そんな一日が、十代にあってもいいかと考えよう。
新しい『十歳(ととせ)の祝い』・・・ ちょっとばかりバレンタインのチョコレート商戦のような感じは否めませんが 最近は小学校の卒業式に、卒業生がきもので出席することも増えているようですし・・・ 何にせよ、子供のころからきものに触れる機会が増すことは嬉しいと思わなくてはいけないが、結局お祝いのスポンサーは爺ちゃん婆ちゃん、「火の車」や!ちなみに今日は「消防の日」でもある。
もうひとつ、3月7日はメンチカツの日。由来は関西では「メンチカツ」を「ミンチカツ」と呼ぶことが多いため、3(み)と7(しち)の語呂合わせからきているようで。時期的に受験シーズンにメンチカツを食べて、受験に「勝ってほしい」との願いも込められているとか。サントリーさん、商魂たくましい!