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【ペットの地震予知】ネコ「直前に家出、姿を消した」「柱や木などに登り高いところに行き出す。顔を洗うような仕草をする」イヌ「家族を起して回った、食欲が無くなった」「異常に興奮し、落ち着きなく吠える」・・


明日3月11日は、若い衆でも唯一風化されていない2011東日本大震災。”古文書が語る日本災害史、刻まれた「先人の教え」 再生への闘い”本日の日本経済新聞掲載コラムが印象的だったので下記転載する。有史以来、日本人は巨大地震や大津波を繰り返し経験している。災害を記した古文書は、日本書紀、日本三代実録、方丈記――など数多くあるが、東日本大震災以前は古文書の記述を参考に被害想定や対策をとる動きは鈍かった。震災を教訓に古文書や石碑などの存在が脚光を浴び、「先人の教え」を防災にいかす動きが広がり始めている。

■日本書紀

天武天皇13年(684年)11月29日夜、薬師寺東塔に代表される白鳳文化が花開いていたころ、西日本を巨大地震が襲った。後に白鳳地震と呼ばれる巨大地震について、日本書紀は次のように描いている。「国中の男女が叫び合って逃げた。山が崩れ、河があふれた。諸国の郡の官舎や百姓の倉庫、寺社が壊れたものは数知れず、人や家畜が多数死傷した」「伊予(愛媛県)の温泉が埋もれ、湯が止まった」「土佐国(高知県)の田畑五十余万頃が没して海となった」。五十余万頃(しろ)は約12平方キロに相当する。高知県の海岸沿いの沈降や浸水の状況を詳しく記録している。白鳳地震は、後の安政南海地震(1854年)、昭和南海地震(1946年)などと同じく、南海トラフを震源とする巨大地震とされる。日本書紀には「古老いわく『このような地震は、未曽有なり』」とも書かれており、当時の日本人が激しい揺れと津波に恐れおののく様子が伝わってくる。

■日本三代実録

5年前の東日本大震災の津波は「1000年に1度」の規模と言われる。その根拠となっているのが、貞観地震・津波(869年)だ。平安時代に編さんされた史書、日本三代実録は貞観津波の被害を詳しく書き残している。「陸奥國の地、大いに震動す(陸奥国に大地震があった)」「人民叫呼し、伏して起つ能わず(人々は叫び、地面に伏せて起き上がることができなかった)」。この後に続く記述によると、大波が川を遡り、陸奥国府が置かれた多賀城まで達した。原野や道路はすべて波に覆われて、船で逃げることも山に登ることもできず、溺死者は1千人を超えたとされる。東日本大震災を検証した国の中央防災会議は2011年9月の報告書で、仙台平野に大きな被害をもたらした貞観地震・津波などを考慮した対策をとっていなかったことを「十分反省する必要がある」と指摘。地震・津波の想定は「できるだけ過去に遡り、古文書などの分析や津波堆積物の調査を進めるべきだ」と提言した。

■方丈記

平安時代末期には、鴨長明の「方丈記」が京都で起きた文治地震(1185年)の被害を描き、無常観をつづっている。「山はくずれて、河は埋まり、海は傾いて陸を水浸しにした」「(塀の下敷きで亡くなった)子を父母が抱えて声のかぎりに泣き叫んでいたのがあまりにあわれで、悲しい思いで見ていた」。鴨長明は、揺れや家の倒壊する音が雷鳴のようだったことや、余震が約3カ月にわたって続いたと記述。「恐ろしいことのうち、最も恐ろしいのは、地震であると思い知らされた」と書き残した。さらに過去の大地震を挙げて「月日が重なった後には、口に出して言う人もいない」と災害の記憶が風化しやすいことにも言及している。

■石碑

最近では石碑などにまつわる伝承の効果を検証する研究も行われている。東北大の佐藤翔輔助教(災害社会情報学)らのグループは、過去の津波の教訓を伝える「津波碑」の有無が東日本大震災の人的被害とどう関係しているかを調査した。岩手、宮城両県の約400地区を調べたところ、津波の高さが同じなら、津波碑がある地区の方が犠牲者が4分の1程度少なかった。「地震があったら高い所へ」。明治三陸津波(1896年)やチリ地震津波(1960年)で被災した岩手、宮城両県には津波碑が多く残る。国土交通省の調査などによると、東日本大震災前は約300基あった。津波碑がある地区では住民の逃げる意識が高く、犠牲が減った可能性があるという。佐藤助教は「津波碑の有無だけが影響したというより、碑を守る文化や供養祭などの行為が被害軽減につながったのではないか」と指摘している。

多数の古文書が伝える地震や津波。貞観地震・津波を研究し、東日本大震災よりも前に大津波の危険性を訴えていた東北大の今村文彦教授(津波工学)は「歴史から学ぶ重要性は極めて大きい。過去の災害の教訓や伝承を安全な地域づくりに生かさないといけない」と話している。南海トラフ、首都直下地震――将来の巨大地震にどう備えるのか。「想定外」をできるだけなくすために、歴史と真摯に向き合わなければならない。

また、地震大国日本においてはそれはそれは大昔から地震前の前兆現象として『なまず』に代表される生物/動物が何らかの予知/予感を察知していると言われてきた。動物には不思議な力があるのか大地震などの前には普段見せない異常行動をとると言われている。余地はできないにしても、そんなペットや動物達の様子を感知できれば被害を最小限にとどめたり、命を守れるかもしれない、ということで身近なネコとイヌの異常行動についてまとめてみた。

【イヌ】

■異常に鳴く、落ち着きがなくなった、おびえた

タイミング別だと、異常に鳴く(数日前23%)、落ち着きがなくなった(前日28%)、おびえた(当日23%、数分前18%)となっている。

■家族を起して回った、食欲が無くなった

犬は忠誠心が強いと言われており、起こして回ってくれるとは凄い

■飼い主に噛みつく

■穴を掘ったり、逃げようとする

■地震の数時間前になると決まっておもらしする

【ネコ】

■異常に鳴く

■飼い猫が直前に姿を消した

■高い木に登って鳴く

■家中を歩き回り目・耳・鼻などで何かを探し回る

福岡西方沖地震では、玄界島中のネコが直前に姿を消したそうです家中を歩き回り目・耳・鼻などで何かを探し回る出典猫の地震予知ヒゲも前方に張り出させていますし、体毛も若干逆立っています。また、背中の筋肉を盛んにピクピクと動かすという行動を1時間程度繰り返していたそうで、夜も同じようにしていたそうです。この猫ちゃんの場合5回中3回的中しているそうです。


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