ボーナスが入ったら料亭やホテルで「ミルキークイーン」をご相伴に預かってみようかウヒャウヒャ、とお父さんがニヤニヤ。へんな誤解しないでちょうだいネ
暖冬の影響で外食産業では今年の冬の売り上げが大幅アップしたという。特に、ハンバーガーチェーンなどがメインの「洋風」カテゴリーは、昨年の異物混入問題などが昨秋くらいから徐々に回復基調にあったことに加え、新商品の販売などから売上が好調な結果となった。マクドナルドは116.6%の伸びを見せた。 また、牛丼店などの「和風」は、好調の定食メニューが牽引し、売上は102.5%と3か月ぶりに前年を上回った。 「麺類」は、引き続き単価が高めの新商品が好調で売上は106.9%、「持ち帰り米飯・回転寿司」は、客単価の上昇に支えられ100.7%となった。 「その他」で目立ったのはアイスクリーム。ファミリーレストランは好天に恵まれた昨年末~年頭の好調により、売上は102.9%と33か月連続で前年を上回った。 業種別では、「洋風」は、おおむね商品単価を低めに抑えた店が堅調で売上101.4%、「和風」は、年始の需要が堅調で売上は106.0%、「中華」は商品単価高めのフェア品が好調で売上100.7%となった。 中でも好調だったのは「焼き肉」で、成人式等のイベントに合わせたキャンペーンが奏功し、売上は107.0%となった。 また、高級レストランなどの「ディナーレストラン業態」も正月需要の好調に支えられ、売上は106.9%と一昨年3月以来23か月連続で前年比増となった。
料亭やホテルなど高級店でよく味わえるのが、ミルキークイーン。新宿高島屋えは開店20周年記念第21回グルメのための味百選・会期:3月23日(水)~28日(月)を開催。「和の素材の旨みと香りを次世代に残したい!素材本来の味わいをお届けする82ブランド」のもと出店100店のうち、最も美味とバイヤーのお墨つきが、滋賀県<湖里庵>味百選 鮒寿しだし茶漬。天明4年(1784年)創業の鮒寿しの店「魚治」。その味を鮒寿しの育った風土で召し上がっていただくために湖畔に料亭を作り、良く来店されていた作家の遠藤周作氏(狐狸庵先生)が命名。その際先生から「この店でしか食べることの出来ないものを」というヒントから「鮒寿し会席」が生まれ、会席の最後にだされる「鮒寿しだし茶漬」という。また今回の「鮒寿しだし茶漬」は特別で、お米は滋賀県<針江のんきぃふぁーむ>有機栽培ミルキークィーンを、出汁は三重県<かつおの天ぱく>四季重寶花かつおと福井県<奥井海生堂>二年蔵囲利尻昆布という、「味百選」常連ブランドの商品とコラボレーションした、この会場でしか召し上がることの出来ない絶品お茶漬けらしい。
ところで、富士山の斜面に残った雪が鳥の形に見える「農(のう)鳥(とり)」が、暖冬の影響で例年より約4カ月も早く姿を現しつつある。農鳥が見られる山梨県側では今月4日には現れ始めたという。 農鳥は毎年4月下旬から5月中旬ごろ、標高約3千メートルの富士山7、8合目付近に現れる。地元では田植えの準備を始める時期を知らせる初夏の風物詩として知られている。 甲府地方気象台によると、昨年12月の平均気温は甲府市で7・5度(平年12月5・0度)、山梨県富士河口湖町で4・4度(同2・0度)で、統計開始以降、12月の最高を更新。昨年から地球規模で平年より気温が高い状態が続き、日本でも暖冬になっている。 同県富士吉田市では農鳥が現れると毎年、「農鳥宣言」を出すが、担当者は「この時期に現れるのは珍しい。
農鳥(のうとり)は4月から5月中旬にかけて巨大な鳥があらわれること。富士山7~8合目付近(標高2900メートルから3000メートル)の北西斜面にあらわれるなごり雪で、鳥の形をしているためにそう呼ばれる。農鳥は、地形の影響で基本的には形はかわらないが、雪の解け具合によって毎年少しづつ変化がある。ある年は尾が長く翼を広げた「鳳凰」のように見えたり、ある年は丸みおびた「ひよこ」のようにも見えたり・・・そんな農鳥は、春の訪れを告げる風物詩として、地元では古くから、農家が田植えなどの農作業を始める時期の目安とされ、その年の天候や吉凶も占ったという。たとえば、冬場の強風で周囲の雪が吹き飛ばされることで1月や2月に現れたりすることもある。この農鳥はかつて、「寒中の農鳥は人を食う」として凶兆ともいわれていたのだ。ちなみに、富士山に縁の深い「かぐや姫」も見ることができる。宝永山の西側斜面に、雪が降り積もると、ちょうど髪の長い女性が佇んでいるようなシルエットになることから、地元の人々からは、「雪姫」と呼ばれて親しまれている。
ちなみに、富士山には安産の女神が宿っていると言い伝えられているが、それは富士山信仰に関する伝記をまとめた「富士山縁起(ふじさんえんぎ)」によると、「かぐや姫」が富士山から授かった子であるとされているからだという。現在では、農鳥は、農業の目安というより、その形を楽しむ季節の風物詩の意味合いが強く、「雪形(ゆきがた)」と呼ぶのが一般的になっている。農鳥などの雪形に例えて親しまれてきた富士山は、昔から竹取物語や万葉集、冨嶽三十六景など、さまざまな形で表現されてきて、日本の風土、紀行に結び付けられ、人と自然の共存を象徴し情緒深い。
と、感慨深く想っていたら、大雪から一夜明けた1月19日に富士山は4合目あたりまですっぽりと雪に覆われ、「白い帽子」をかぶった冬の装いになった。今年は暖冬で雪が少なく、残雪が鳥のように見える「農鳥」が年明けから姿を見せていた。例年は4〜5月ごろの現象で、地元の人たちを驚かせていたが、これもすっかり雪に隠れた。暖冬のおかげで紀行お情緒もだいなし!