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「春なのに お別れですか♪春なのに 涙がこぼれます♪」「机、本箱、運び出された荷物のあとは~畳の色がそこだけ若いわ~♪ ワンツースリー!あの三叉路で軽く手を振り 私たちお別れなんですよ~♪」


卒業、進学、就職と、春は人ぞれぞれに生活に変化がおこりやすい季節です。夏は「短夜」、秋は「夜長」、冬は「短日(たんじつ)」、春は「日永(ひなが)」と言います。短夜と日永は同意ですが、春に短夜、夏に日永とは言いません。春は暖かで明るい時間が永いことを喜び、夏は夜の短さを逢瀬の儚さに重ねる古人の感性。

例えば離婚もそうです。気持ちが決まればさっさと別れたいという心理的要因によって月別の差異が結婚ほど顕著ではありませんが、離婚は3月に増える傾向があります。子どもの住環境の変化を第一に考え、学校が変わったり、名字が変わったりするのを、学校に上がる前や新学期が始まる直前のタイミングで・・・というケースが多く、結果、3月に離婚が増えるというわけです。また、「ジューンブライド」と言われるわりには、梅雨時であるため6月の結婚は意外に少なく、気候の良い3月と11月に結婚式のピークが訪れます。

【一期一会】 『一』生という限られた  『期』間を過ごす中 たった『一』度だけでも  あなたと出『会』えて  本当によかった。

ところで、披露宴などで新婚の夫婦に贈られることが多い「祝婚歌」という詩があります。改めて気づかされることがあるかもしれませんので、詩の一節を紹介します。

      「祝婚歌」  吉野弘

     二人が睦まじくいるためには

     愚かでいるほうがいい

     立派すぎないほうがいい

     立派すぎることは

     長持ちしないことだと気付いているほうがいい

     完璧をめざさないほうがいい

     完璧なんて不自然なことだと

     うそぶいているほうがいい

     二人のうちどちらかが

     ふざけているほうがいい

     ずっこけているほうがいいい

     互いに非難することがあっても

     非難できる資格が自分にあったかどうか

     あとで

     疑わしくなるほうがいい

     正しいことを言うときは

     少しひかえめにするほうがいい

     正しいことを言うときは

     相手を傷つけやすいものだと

     気付いているほうがいい

今日は「微笑がえし」の凄さについて語る。キャンディーズがはじめて1位に輝き、そしてミリオンセラーを達成した作品です。作詞を手がけた 阿木燿子 さん そして キャンディーズの曲と言ったらこの人 穂口雄右 さん・・・ 一流のスタジオミュージシャンその他 大勢のスタッフが 一丸となって 彼らの 感謝と愛情 をキャンディーズに 注いだのです。特に 作曲を手がけた 穂口雄右 氏 は 彼女たちの信じられない努力と成長に敬意を 表して アイドルとしてではなく、アーティストとして 収録のスタジオに 招いたのです。 キャンディーズの歴史を折り込んだ歌詞は、単なるポップスの領域を超えて芸術でした。メロディーがすぐに浮かんだことはもちろんですが、当時としてはめずらしい4部形式に、作曲家としてのプライドが燃えました。キャンディーズの歴史を折り込んだ最上級の歌詞に対して、作曲家ははたして何をもって答えるべきか。私は「微笑がえし」に、キャンディーズが歩んできたポップスのすべてを組み込むことにしました。 それは、I-III-II-Vであり、Cyclic chordであり、VIからIVに至るChromatic progressionであり、V分のIIであり、16beatを内在した8beatであり、Guiter soundであり、13th-5th Resolveであり、Simple melodyであり、達成感であり、爽快感であり、哀愁であり、明日への希望です。


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