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「蛍の光 窓の雪♪」「アーメージーング グレース♪」荒川静香が金メダル採ったフィギュア・フリーで使った「You Raise me Up」など身近なケルトの旋律、BEATLESもU2もエンヤら大物ミュー


米国の舞踊団体「トリニティ・アイリッシュ・ダンス」が7月、来日ツアーを催す。これに先立ちメンバーの一人が来日し、東京・表参道での「聖パトリックの祝日」の祭典パレードが催された。ケルト人は文字を使わなかったために歴史的にも不明な部分が多く、彼らがどんな音楽を奏でていたかについては手がかりがありません。それにも関わらず、ケルト音楽というカテゴリーは国内外を問わず一般的なものとして認知されています。 実のところ、ケルト音楽というカテゴリーは音楽産業によって「ケルト地域から発信される様々な異なった音楽」をくくる言葉として生まれたのです。そのためケルト音楽のはっきりとした定義はなく、伝統的なものから、伝統とはほとんど無関係なポピュラー音楽までを含む場合があります。ケルト地域の音楽とは、先述した地域の音楽のほかに、スコットランド人が多く移民したカナダのケープブレトン島や、アイルランド人が多く移民したアメリカの伝統音楽が含まれます。また、ケルト文化圏とは言いがたいものの、アイルランドのフォーク・リヴァイバルに影響を受けたスペインのバスク地方やアストゥーリアス地方の音楽も含まれることがあります。しかしケルト地域からの音楽といっても、マン島やウェールズから商業ベースで伝統音楽が世界に発信されることはほとんどないため、その中心はアイルランドとスコットランドとなります。つまり「ケルト音楽」と銘打って輸出・消費される音楽の大半はこの2つの地域の音楽です。 ケルトの諸地域は、それぞれに個性的で異なった伝統を持っています。アイルランドで伝統音楽がフォーク・リヴァイバル運動を経てポップス的に再生されたことに刺激を受け、他の地域でも同様のアプローチで伝統音楽を現代的なものに作り替える動きがあります。

また、ブルターニュのハープ奏者アラン・スティーベル(Alan Stivell) やガリシアのガイタ(バグパイプ)奏者カルロス・ヌニェス(Carlos Nuñez) のように、アイルランドやスコットランドの音楽を取り入れた汎ケルティック的な音楽スターも誕生しました。 スコットランドはグラスゴーでのケルティック・コネクション・フェスティバル、フランスはブルターニュ地方ロリエントでのインターケルティック・フェスティバルが好評を博すなど、ケルト地域の相互交流は近年ますます盛んになっています。日本とケルトの文化圏はユーラシア大陸の正反対に位置し、地球の真裏と言っていいほど離れています。しかし、日本が近代化をした時に、アメリカを通じてケルトの民謡が紹介され、私たちに身近な曲がいくつもあります。

この日、代々木公園の野外ステージで女性6人組アイドルグループ「ゆるめるモ!」とともにダンスを披露した。アイルランドにキリスト教を広めた聖人の命日「聖パトリックの祝日」は3月17日だが、これにちなんで東京で開かれる恒例の「アイルランド・フェスティバル」に彼女は参加した。彼女は東京で最もおしゃれなストリートといわれる表参道でのパレードにも参加した。日本人やアイルランド人、アイルランド系の米国人らの楽隊がケルトの伝統音楽をはじめ様々なサウンドを鳴らして表参道を行進した。一国の祭りながら、歩道からあふれそうなほどの見物客を集める人気は驚異ともいえる。パレードでも彼女は得意のタップダンスを実演して見せてくれた。参加した様々な楽隊の音楽に合わせてステップを踏んで踊った。表参道のアイリッシュ・ダンス。新鮮な光景だ。アスファルトを踏み鳴らす姿がブランド街に溶け込む。伝統のステップに違いないが、どこかポップな乗りが醸し出される。

16世紀、イングランド支配下のアイルランド。監視兵の目を盗んで、テーブルの下の床をコツコツと足で踏みたたき、踊りのリズムを楽しんだのがアイリッシュ・ダンスの起源という。為政者の強権に対するカウンターカルチャーの伝統。スコットランドで発祥のビートルズもデヴィッドボウイ、ボンジョビ、U2のような大物ロックバンドを輩出し、ポップカルチャーの一翼を担い、世界中の若者の支持を集めるアイルランドの音楽やダンスの原動力は、この反骨精神にあるのかもしれない。ハロウィンだと言ってコスプレパーティに盛り上がる秋の日本人、ケルト民族の秋の収穫祭というささやかな宴がルーツである伝統をドンチャン騒ぎにするのにフト「日本伝統文化」が同様に表面のみ歪曲していたら、どう思うのだろうと


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